「新しい生活様式」に基づくスカウト活動の再開について

 

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                                     令和2年5月30日

団委員長      各位

地区委員長       各位

地区コミッショナー 各位

理事会       各位

                                 日本ボーイスカウト大阪連盟

                                 理 事 長   横山 稔

                                 コミッショナー 川内 平

 

       「新しい生活様式」に基づくスカウト活動の再開について

 

 大阪府は緊急事態宣言が解除され、6月1日から学校が再開されます。

 「学校の新しい生活様式」に基づき6月15日には通常授業を始めることが決定されています。

 私たちも先日日本連盟より発出されました「新しい生活様式」に基づくスカウト活動のあり方を示す

ガイドラインに則り活動を再開します。

 

 長期にわたる休校が続き、私たちの活動も自粛となりましたが、この間の各地区の各団・隊へのご支

援と各団のご協力に心より感謝申し上げます。

 ノンフォーマル教育である私たちの活動にとってもスカウトへの影響は大きく、今後の学校の対応状

況も把握、理解し、公教育の動きと協働しながら地域社会の中で役割を果たしていきたいと思います。

 

 活動再開後もウイルスと共存しながら、社会的な距離(ソシアルディスタンス)を保つなど感染拡大

を抑える取り組みを続ける「新たな日常」の中で、私たちの活動も「新しい生活様式」に基づく「新た

なスカウティング」に進化させなければなりません。

 

 先ずは各団・隊で、保護者の皆様に活動に対するガイドラインをご理解いただき、各団の保護者、ス

カウト、指導者が一体となって感染拡大防止に取り組み、活動時には感染防止策を十分に講じ、正しく

恐れながら、安心・安全を確保し、元気で楽しい活動を始めましょう。

 また、新しいスカウティングを模索する機会と考え、指導者はSNSやWEB等の活用推進により、

一層のコミュニケーション強化をお願いいたします。

 

 本方針は、現時点で政府、大阪府、日本連盟から発出されている情報に基づく活動再開の方針です。

今後も状況が変わっていきますので、大阪連盟ではその状況に応じて逐次見直しを行うことになります。

 引き続きご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

                                            以上

 


 

スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン(大阪連盟方針)

 

 新型コロナウイルス感染拡大防止による活動自粛期間中におきましては、各団、隊において手紙や

WEB等を活用され、スカウト活動の継続に努めていただき、感謝申し上げます。

 日本連盟より「スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」(以下、「日

本連盟ガイドライン」とします)が発信され、対面型の活動の再開が示されたことを受け、大阪連盟

の方針を次のとおりまとめましたので、各隊の活動にご活用ください。

 

1 活動を再開しましょう!

  活動の自粛により多くの団、隊で活動が縮小、停滞してしまっていることと存じます。「新しい生

 活様式」を踏まえ、新たな日常の中でスカウト、保護者にとって魅力的な活動を再開しましょう。

 

2 活動実施の判断

  日本連盟ガイドラインでは政府専門家会議の感染状況区分に基づき、活動判断をⅠ~Ⅲの三段階

 に区分しています。大阪連盟では、大阪府の独自基準(大阪モデル)に基づき、次のとおり活動実

 施の判断を行います。

  大阪モデル 青…日本連盟ガイドラインⅠに相当

  大阪モデル 黄…日本連盟ガイドラインⅡ(感染観察)に相当

  大阪モデル 赤…日本連盟ガイドラインⅡ(感染拡大注意)もしくはⅢに相当

  ※原則として上記の運用としますが、地域の実情により活動をひかえる必要がある場合は、団の

   判断により活動を自粛してください。

 

3 活動再開にあたっての留意点

  スカウト活動は、教育活動です。各地区(地域)の学校(教育機関)の動向を注視して活動し

  ましょう。

 

  ・活動の再開にあたっては、スカウト、保護者の理解を得ることが何よりも大切です。団、隊か

   らの一方的な発信でなく、スカウト、保護者と十分なコミュニケーションをとり、活動の趣旨

   や方法を理解いただいたうえで活動を再開しましょう。

 

  ・スカウトや保護者に不安がある場合には、活動参加を強いること無く、当初は活動時間を短く

   し、徐々に長くしていくなど、段階的に活動を再開するような対策もご検討願います。

 

4 活動内容について

  日本連盟ガイドラインに沿った活動を計画、実施してください。また、次の点にもご配慮くださ

  い。

  ・「自身の感染を防ぐ」という視点と同時に、「自身から他の人に感染させない」(無自覚だが自身が

   感染している可能性を考慮し、他の人にうつさないように配慮する)という視点でも対策をとる

   よう、スカウトに指導してください。

 

  ・屋外での活動を基本とし、室内での活動の場合は、通常よりも大きな部屋を使うなどし、密集を

   避け、定期的に換気を行うようにしてください。

 

  ・3密を避け、マスクを着用し、活動前の検温、手指や使用器具(特にドアノブ・手すり・スイッ

   チ等)の消毒等の対策をお願いします。

 

  ・マスクを着用しての活動となることから、熱中症対策にも留意してください。

 

  ・接触感染予防のため、スカウトが密に触れ合うゲーム等の実施は避けてください。セレモニー等

   は1m以上の間隔を空けて実施し、基本動作(ビーバーコール、仲良しの輪など)についても、

   状況に応じて手法を変更するなど柔軟に対応してください。

 

  ・極力、活動中はお互いに1m以上の距離を保つように努力してください。しかしながら、スカウ

   ト活動の中では、やむを得ず近距離となってしまうこともありますので、その際には、近距離と

   なる時間を極力短くする、飛沫感染、接触感染を予防するといった対策をお願いします。

 

  ・学校授業でも、体育の際には、十分な呼吸ができないことのリスク回避や熱中症予防のためマス

   クの着用は必須とされていません。スカウト活動も同様に、激しい運動を行う場合や熱中症の恐

   れがある場合に限り、マスクの着用は不要としますが、その際には十分な間隔(2m以上)を確

   保するようにしてください。

 

  ・食事は原則弁当とし、自炊は極力避けてください。また、おやつの配給の際なども食器等の共有

   は避けてください。

 

5 活動中に感染者等が発生した場合の対応について

  ・スカウト・指導者の感染が判明した場合には、医療機関から本人(や保護者)に診断結果が伝

   えられるとともに、医療機関から保健所に届け出がされます。

 

  ・感染者本人への行動履歴等のヒアリングは、保健所が行うことになります。保健所による感染

   者の行動履歴や濃厚接触者の特定等のための調査には協力してください。

 

  ・感染が判明したスカウト・指導者や感染者の濃厚接触者に特定されたスカウト・指導者は直ち

   に活動を中止してください。

 

  ・スカウト・指導者の感染が判明した場合には、保健所と連携して、当該感染者が活動した範囲

   の物品を消毒して、更なる感染拡大を防止することに努めてください。

 

  ・スカウト活動中にスカウト・指導者に発熱等の風邪症状が発生した場合には、当該スカウト・

   指導者を安全に帰宅させ、症状がなくなるまで自宅で休養するように指導してください。

 

  ◎宿泊を伴う活動は、令和2年8月31日まで自粛してください。

 

                   Scouting Never Stops

2020年05月30日